フランスでの時差とコンディション

3月末のフランス遠征では、悪天候がトレーニングと時差馴化に影響を与えました。

フランス時間の20:45は、日本時間の翌日早朝04:45。内蔵も細胞も機能を停止している時間なので、コンディション作りは大きなポイントになりま す。体を動かしていても、エネルギーの供給や神経細胞がスムーズに動かないと、トップパフォーマンスは望めないからです。通常であれば、太陽光を浴びて昼 と夜の差を感じさせることで馴化を進められるわけですが、今回は晴れた日がなく、時間がかかってしまったと思います。

ヨーロッパの選手が日本に来て19:00 kickoff で試合をする場合、その時間は現地時間の昼11:00、12:00に相当しますが、時差により 生活上の問題はあるものの、体の機能は活動している時間であり、試合で体を動かす “時間のコンディション” 的には日本からの遠征よりも有利な点はあり ます。

どんな環境でも闘える選手を育てることが、指導者の大切な仕事であると思いますので、これからも前を向いてがんばります。

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