サッカーはかけ算のスポーツ

サッカーはパスを繋ぐスポーツです。
そして最後に相手ゴールの中にパスを決めれば1点となるわけです。

1×1×1×1×1=1 5本のパスを繋いで最後にゴールにパスを通せば1点となるわけです。
しかし、1×1×0×1×1=0 パスを通していく過程で誰か一人パスミスをすれば、それは相手ボールとなり0からのやり直しとなります。
1+1+1+1+1=5 このように足し算の考え方ではなく、チーム全体が正確なパスを繋ぐことで初めて1点を取ることができます。すなわち、かけ算の考え方です。

チームで10点満点のプレーを3人がして、10×10×10となった後に0点となるプレーをする選手がいればそれは相手ボールになり、相手ボールを奪うことからやり直すことになります。また、一人がパスを出すまで の過程でのプレーでどんなに素晴らしいフェイントやボールコントロールを見せて何人抜いたとしても最後のパスプレーが相手にいってしまっては何もならない 0のプレーです。

サッカーでは自分がボールを離す時にいかに味方選手に次のプレーを有利にされるようないいパスができるかが、一つのプレーの質として問われてきます。実際 のゲームの中ではプレッシャーの中でも味方に有利になる時間やスペースを与えられるようなベストなタイミングのパスが通っていれば徐々にチームとして時間 的にゆとりが生まれ、シュートをうつ選手が余裕を持ってゴールにパスをすることができます。

パスでまず考えなければいけないダイレクトプレーの意識(ゴールに直結)ですが、このかけ算の考え方からボールをチームとして失わなければ、チャンスがまだ続いていくということも大切な考え方です。

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