夢を追いかけて

ワールドカップを手にすることは、遠い道のりの果てにある誰もが夢見る目標です。しかし、追い求める夢があるということは本当に幸せなことです。一生をか けて追い求めた末に実現できるかもしれないし、叶わず夢のまま終わるのかもしれません。いつの日か日本代表がワールドカップを手にする為に、ひとつひとつ 新しい歴史を作り、その過程を大切にして、次の世代へと継承し活かして行くことが重要でしょう。本当に大きな価値ある夢です。選手は段階的に成長していく ものです。選手の成長なくしてチーム力の向上は図れませんから、長期的視野をもって逆算しながら、“いま何をすべきか”を考えていきたいと思います。高い 山に登れば、突然の風雨、希薄な酸素といった厳しい環境が待っています。悪条件下でもプレーの質を下げない事が重要になってきます。オリンピック、ワール ドカップは常に厳しい環境の中で行われる大会なのです。シーズンオフに行われる大会では、ベストなピッチコンディション、気象条件は望めません。

時間問題も含めて
2004年8月に行われるアテネに向けて、時差の問題も含めこれらの対策を十分に練っておくことは大きなアドバンテージになるでしょう。選手を育成する過 程においては、悪条件に負けないメンタリティが大切になります。フィジカルコンディションと共に、強いメンタリティは夢を実現する為の必要条件です。

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