大きな可能性を勝ち取った中国戦(アジア大会)

プラス2試合の真剣勝負。計6試合の厳しい試合を勝ち取った中国戦は、経験と自信が不足しているチームにとっては大きな1勝であります。連戦の疲労などは 実際に経験した者にしかわからない。1試合のゲームでの疲れは、Jリーグでも充分経験する事は可能であるが、中1日、2日といったスケジュールでのコン ディショニングの難しさ、きつさというものは、公式の国際大会でないと追い込まれた状態にはならないので経験できないものです。  

サッカーはかけ算のスポーツです。1試合目10点、2試合目10点、3試合目10点、10×10×10=1000。1000点を持って戦った中国でゲー ムをおとせば、10×10×10×0=0 で、チームの評価は何もなかったでしょう。上にいけばいくほど、持ち点が多くなる分失うものも大きくなるので、 1試合の重みが増してきます。そのようなプレッシャーを乗り越える事が、次への自信になっていきます。ファイナリストにしかわからない重みがあったはずで す。  
結果を追求する中で、選手がどれだけ成長できたか。計り知れない。

Y-REPORT バックナンバー