アジアカップ グループリーグ第1戦 2011年1月9日 日本 1-1 ヨルダン@ドーハ

初の公式戦となるザッケローニ監督にとって、相手のモチベーションの高さ、プレーの質の高さは意外だったかもしれない。ヨルダンは、フィジカルコンタクトの厳しさに加え、守備が組織されていた。こんなにファイトしてくるんだと思う部分もあったかもしれない。相手のエネルギーには驚いたところもあるだろう。さらに先制点を奪われたことによって、誤算が生じた。

今回のメンバーはFWが前田、岡崎、李の3人しかいない。追う展開になったとき、手の打ちようがあまりなかった。李、岡崎を投入した後、攻め手がなく藤本の起用は後半45分。どうやったら交代枠の最後のひとつを効果的に使い、流れを変えられるかというのを考える必要がある。

日程の問題もあり、試合までの準備の時間があまりなかった。カタールで合流した選手もいて、個々の状態の見極めができていない状態で迎えた初戦だった。ただ、1試合プレーしたことで選手のコンディションや相性などいろいろなことが見えてきたはず。シリア戦以降に期待したい。

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