2012年3月1日付 J1順位予想

優勝候補の筆頭は柏。昨季優勝した自信と、中心選手が残り、ACL出場のための補強も的確だ。ベテランと若手の年齢層のバランスもいい。若い選手では酒井、工藤、茨田も育ってきた。カギとなるのは「序盤」。ACLを含めた過密日程の中で、チームをマネジメントできるかだ。

次に続くのは昨季とベースが変わらない名古屋。タレントもいて、チームも成熟。ケガ人が出ず、メンバーさえそろえば間違いなく優勝候補だ。

毎年上位争いをするG大阪は日本代表DF今野の補強により、攻守ともに安定感が出る。昨季は51失点。34試合でこの数字は多すぎる。これを10点減らすことができれば優勝が見えてくる。鹿島もFWジュニーニョが点以上取れれば面白い。

大型補強に成功した浦和は上位に進出するだろう。柏木、槙野ら広島時代にペトロヴィッチ監督の下でプレーした選手がいるのが強み。戦術がうまく浸透すれば、ポテンシャルがあるだけに十分上位に食い込んでいける。大宮、神戸もウイークポイントをきっちり補強した。面白い存在だ。

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