4月14日 ロシアW杯アジア2次予選の組みあわせ

最大のライバルとなる第2ポットで、FIFAランクが2ケタのサウジアラビア、オマーン、カタールの3チームと同組にならなかった。一番の対抗馬となるシ リア、二番手のアフガニスタンは政情不安でホーム開催ができない可能性が高く、なおかつ代表チームの強化ができていない国。今年のアジア杯本大会(オース トラリア)に出場したチームの内訳を見ても、A組とH組は3チーム。1チームしか出ていないのは日本のE組とイラクのF組のみだ。そうしたことからも力の 差は明らか。かなり恵まれた組だ。間違いなくノルマは全勝だ。
実力を発揮できればE組ではトップになれる。問題は環境面との戦い。シリアはアジア杯予選のホームゲームをイランのテヘランで開催している。中立地開催をどこでやるかを日本協会が早くつかんで、早く調整することが大事。協会を含めた準備力が問われる。
厳しい環境の中で、チームのコンセプトを植え付けて、最終予選に向けてチームを成熟させていく必要がある。2次予選での負担はない。ハリルホジッチ監督にとって、チームの育成に力を入れる時間ができたと言える。(スポーツ報知評論家)