6月7日 J1 浦和―清水(1―0)

浦和にとって楽ではない試合だったが、勝ち点3を取り切った。6戦ぶりの完封勝利も、ここのところ失点が続いていただけに評価できる。
いつものサイドからのクロスの多さは今季の持ち味。MF武藤、関根、宇賀神と随所で形は作れていた。後は決め切るゴール前のところだ。今季はズラタンのゴール前のアクションが質が高いので、そこで決めることはもちろん、他の選手に点を取らせることができている。この日は、ズラタンが欠場。サイドからのクロスをきちんと決め切れていれば、さらに2、3点入ってもおかしくない展開だった。
守備では危ない場面もあったが、持ち前のシュートブロックと枠に飛ばさせない球際の堅さが目立った。今季通して安定感がある。
あと2試合で勝ち点1を取ればいいというのは、ほぼゴールが見えた状態。相手のことを気にしなくてもよく、プレッシャーのない状況まで来たと思う。第1ステージVに大きく前進する価値ある勝ち点3だ。