4月15日 リオデジャネイロ五輪組み合わせ決定を受け

 決勝トーナメント進出を考えると、1次リーグは最低でも勝ち点4、いや、おそらく5か6は必要になる。大会を占う意味では初戦のナイジェリア戦の入り方、そこでの勝ち点が重要になる。5月には準備試合としてガーナのA代表との試合を行う。そこでアフリカ選手独特のバネ、リーチ、ボールタッチの柔軟性、球際の違いを感じ取ることができる。大きな一戦になる。
 1位突破すれば、第3戦のスウェーデン戦を行ったサルバドルに残って、A組2位と準々決勝を戦うことができ、移動の負担は減る。2位突破なら、準々決勝で戦うA組1位はブラジルが予想される。それを考えると、1位抜けがコンディション、対戦相手を見ても圧倒的に有利なのは間違いない。
 日本は前回のロンドン五輪でベスト4。今回、強敵を乗り越えて成長し、メダルという期待ができる組に入った。手倉森監督は「リオ経由ロシア行き」と常々話している。レベルの高い組に入ったのは、選手が成長するビッグチャンスだ。
(スポーツ報知評論家)