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アジアカップ グループリーグ第3戦 2011年1月17日 日本 5-0 サウジアラビア@ドーハ

Jリーグで得点王争いをしている2人が結果を出した。日本の未来は明るいと言っていいだろう。特に岡崎は動きにアクションがあり、相手を引っ張ることができる。裏へ、裏へと飛び出していくことで、相手がリアクションする。その空いたスペースで2列目の選手が前向きにボールを持ち、楽にプレーできた。

やはり先制点が大きかった。サウジとしては先制点を取られて、出はなをくじかれ、バラバラになった。いい時間に1点を奪うことができた。立ち上がりの集中力とたたみかける感じが良かった。5点はそれぞれの持ち味が出たもの。何よりも今大会初先発の岡崎がハットトリックしたことでチーム全体に勢いがつく。

準々決勝からはトーナメント。別の大会という気持ちで仕切り直してやらなければならない。開催国のカタールと戦うということで、本当のアウェーを体感できる。そうした環境の中でレフェリーの判定もアウェーになる。自分たちの持っているものを冷静に出し切れるかというところがカギになる。選手個々のたくましさやDFラインの力が問われる一戦だ。

アジアカップ グループリーグ第2戦 2011年1月13日 日本 2-1 シリア@ドーハ

ザッケローニ監督が先発メンバーを変えなかったことが勝利につながった。シリア戦の先発は1―1のドローに終わった第1戦のヨルダン戦と同じだった。それによって、選手が安心し、自分たちでどうやったらうまくいくかを考え、コンビネーションも改善され、良いパフォーマンスにつながった。これまで、選手は監督に言われたことを忠実にこなそうとしていた。だが、監督に言われた以上のことをできるようになり、オリジナリティーが出てきた。自発的に成熟するチャンスを与え、選手がそれに応えた。

主審の判定を含めて、不運なところもあったが、それで逆に火がついて、自分たちのエネルギーに変えた。残り15分の戦いは力の差が表れるところ。勝ち点3をもぎとったのはとてつもなく大きい。ヨルダン戦のロスタイムの同点弾からこの流れはつながっている。メンタリティーの強さ、たくましさを感じた。

次に対戦するサウジアラビアは敗退が決まったとはいえ、優勝経験国の意地がある。もちろん簡単な試合にはならない。プレッシャーがない分、伸び伸び感が怖い。日本は先制点を取って、いいスタートを切れるかがカギになるだろう。

アジアカップ グループリーグ第1戦 2011年1月9日 日本 1-1 ヨルダン@ドーハ

初の公式戦となるザッケローニ監督にとって、相手のモチベーションの高さ、プレーの質の高さは意外だったかもしれない。ヨルダンは、フィジカルコンタクトの厳しさに加え、守備が組織されていた。こんなにファイトしてくるんだと思う部分もあったかもしれない。相手のエネルギーには驚いたところもあるだろう。さらに先制点を奪われたことによって、誤算が生じた。

今回のメンバーはFWが前田、岡崎、李の3人しかいない。追う展開になったとき、手の打ちようがあまりなかった。李、岡崎を投入した後、攻め手がなく藤本の起用は後半45分。どうやったら交代枠の最後のひとつを効果的に使い、流れを変えられるかというのを考える必要がある。

日程の問題もあり、試合までの準備の時間があまりなかった。カタールで合流した選手もいて、個々の状態の見極めができていない状態で迎えた初戦だった。ただ、1試合プレーしたことで選手のコンディションや相性などいろいろなことが見えてきたはず。シリア戦以降に期待したい。

「2005 スタート」

1月24日、いよいよ2005年のトレーニングがスタートしました。

王座奪回、世界クラブ選手権出場という大きな目標に向けて、進化、成長していきたいと思います。

チームの1人1人が小さな事を1つ1つ大事にして、大きな成果を達成します。

素晴らしい選手達、スタッフ、会社、関係者の方々と新しい歴史を築きたい。

応援、よろしくお願い致します。

「ジュビロ磐田監督就任挨拶」

10月28日発表の通り、ジュビロ磐田 エグゼクティブ オフィサー兼 監督として、新たなスタートをすることになりました。

日本サッカー協会在住中に、数々のご声援をいただいた皆様に、感謝とお礼を申し上げます。

これからは、これまでの経験を生かし、ジュビロで世界クラブ選手権出場を目指し、強いジュビロの復活とJリーグでの優勝を目標に頑張りたいと思います。

素晴らしい選手達と、素晴らしいチームを作り上げたいと思います。
これまで以上にご支援、ご声援よろしくお願い致します。

「卒業 日本サッカー協会」

日本代表サポーターの皆様、長い間 御支援 御声援、本当にありがとうございました。どんなに苦しい時でも皆さんの応援に勇気づけられました。
最後のハンガリー戦では、試合後に「山本 日本」コールをしていただき、心にしみ入りました。素晴らしい思い出として常に心の中にいつまでも大切にしまっておきます。

’92年のワールドユースのチャレンジからスタートしたサッカー協会での仕事でした。それから95年、97年、99年と3回のワールドユース、アト ランタ シドニー アテネの3回のオリンピック、2001年コンフェデ準優勝、2000年アジアカップ優勝、2002年アジア大会準優勝 そして、ワールドカップ2002年ベスト16など など、世界にチャレンジし続けた12年間は本当に充実した時空(とき)でした。

これからの益々の日本代表の発展を祈って日本サッカー協会を卒業したいと思います。

「善戦では意味がない」

アテネ経由でドイツへ行く為に、選手たちはオリンピックの本番で、6試合の厳しい経験をすることで目標に必ず近づくことが出来ます。チームスタート時からの目標としてきた「表彰台」の意味は、経験値を上げてA代表に入れる実力と自信をつかむことです。

善戦したけど結果的に勝つことが出来ずに、更に上の経験が出来ないまま成長してきました。アテネオリンピック世代のチームにとって最も必要なことが、善戦ではなく勝つ事、そして本当の勝つ為に必要な事を感じとることです。

善戦ではなく、勝つ事の本当の価値を知ってほしいと思っています。
アトランタのブラジル戦の勝利から始まったオリンピックへのチャレンジの総決算として、アテネを戦い抜きたいと思います。そしてアテネの経験を活かして、ドイツ、その先のワールドカップへどうつながったか、6年後にもう1つの結果が素晴らしいものになるよう頑張ります。

「三回目のオリンピック」

「歴史を積み上げることで伝統が作られていく」

オリンピックに3大会連続出場することは、日本サッカー史上始めてのことです。過去2大会で活躍した選手達が現在日本代表チームの中心として、ワールドカップ予選などで素晴らしいプレーを見せてくれています。

アテネ組の中から、代表選手として、プレー出来る選手を育てる為には、やはり、アトランタ、シドニーの経験より以上の厳しい道のりを乗り越えて自信を掴むことが必要になります。

現在、Jリーグで、U-23の選手達が、アテネオリンピックの出場を目指して、ハイパフォーマンスを見せてくれていることこそが、オリンピック出場 を勝ち取った価値でもあります。オリンピックのメダルを目指す過程で1日1日成長して行くことが、この先の日本サッカーの大きな財産になっていきます。

今まで以上の経験と自信をアテネまで掴み続けて行きたいと思います。

「ハインドマーシュの先の目標」

シドニーオリンピックで、ベスト8の先の道を閉ざされたアデレードのハインドマーシュスタジアムで、強化キャンプを実施しました。選手には、その先の夢、目標を追い続けてほしいと思います。
シドニーオリンピック準々決勝アメリカ戦を思い出し、高ぶる気持ちがハインドマーシュスタジアムにはありました。それこそが日本が積み上げてきた日本サッカーの歴史だと思います。

まずは、アトランタから始まった、オリンピック3回連続出場の継続をしていくことが何より重要です。これまでに積み上げた歴史の上に新しい歴史を作 り続ける為に、これまでの流れ、勢いを生かしていきたいと思います。アテネ出場は絶対欠かせないことですし、その責任は重く受け止めています。

予選の6試合を通して、選手と共に成長していきたいと思います。
応援宜しくお願いします。

「新年挨拶」

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
いよいよ、アテネオリンピックの年を迎え、3月のアジア最終予選、8月のアテネに向けて頑張ります。
夢や勇気、感動を皆様に伝えることができるよう、一戦必勝の態勢で前に進んでいきます。

人生最高の楽しみとは何か?
目標を作って、その達成の為に生きること。
自己責任において、人生最高の楽しみをつかむこと。
ではないでしょうか。

日本代表の
誇り 愛着 歴史 伝統 といった
「心の世界」を大切に、この一年、未知の世界へチャレンジしていきます。