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アジアカップ 準々決勝 2011年1月21日 日本 3-2 カタール@ドーハ

ラスト15分の戦い方で、日本の軸を再認識する一戦だった。1人少なくなって、迎えた終盤だったが、長谷部はグッと前に出てプレスをかけた。人数は少ないが、前に行かなきゃいけないという気持ちがあった。決勝点のシーンでも長谷部は遠藤の横パスを1タッチで香川に入れている。これもヴォルフスブルクなどの経験に裏打ちされたものだ。豊富な経験のある遠藤のプレーぶりも素晴らしかった。長谷部、遠藤の2人の経験がこのチームを支えていた。

決勝点を奪った伊野波は点を取るまでのシーンでいくつかミスが目立った。だが、「なんとかしなきゃ」という気持ちがゴールにつながった。こうしたものは次につながる。10人になっても勝ちにいく日本の底力があったと言っていい。