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AFCチャンピオンズリーグ 2011年5月11日 G大阪 2-0 天津泰達(中国)@万博

G大阪は押し込んでいたものの点が取れない状況が続いていた。そこをMF遠藤がセットプレーでこじあけた。

2点目のPKにつながるカウンターも見事だった。

途中出場のFW宇佐美らの活躍は、次に向けて乗っていける。

決勝トーナメント1回戦ではC大阪との大阪対決。観客は超満員が予想される。

C大阪はDF茂庭が出場停止で、負傷者もおり、DFラインをどう構成するかがカギだ。G大阪の攻撃にどういう布陣で対抗するか。

どちらが勝ってもおかしくない

AFCチャンピオンズリーグ 2011年5月4日 名古屋 1-0 杭州緑城(中国)@瑞穂陸

内容は良くなかったが、それでも勝ち点3。大きなプレゼントをもらった感じだ。

両チームともリアクションのサッカーを展開。
名古屋は効果的にスペースを作って能動的に崩す形が見られなかった。ボールもクイックに動かせず、1タッチも少なかった。前の選手のアクションがもう少し必要だった。それが厳しい試合になった要因だ。

後半の立ち上がりにやや修正し、MF吉田のドリブル、DF阿部のオーバーラップといくつか形は見えた。だが、主力に故障者が多く、自分たちの流れの中でボールを動かして崩すことはあまりできていなかった。

ただ、負けないサッカーの先に勝利があるのが、名古屋の戦い方。辛抱すべきときに勝ち点3を奪えたのはラッキーだ。遠いアウェーのUAEでの試合を残して1次リーグ突破を決められたのは大きい。

次戦は、若手やけがから復帰した選手などを使うことができる。次につながる1勝だ。

AFCチャンピオンズリーグ グループリーグ 2011年4月20日 G大阪 3-1 済州(韓国)@万博

宇佐美に代わって途中出場した武井がボランチに入り、ボランチの遠藤が1列上がるという選択肢もある中、スペースを埋めている済州の戦術をベンチ、選手が理解していた。

遠藤はボランチの低い位置からフレッシュな武井らに好パスを供給し、ゴールに結びつけた。

ACL1次リーグの規約では勝ち点が並んだ場合、当該チーム同士の成績が優先される。勝ち点6で並んだ済州に対し3―1で勝利したことでG大阪の上位が決まった。

実に意味がある3点目だった

AFCチャンピオンズリーグ グループリーグ 2011年4月12日 名古屋 4-0 アルアイン(UAE)@瑞穂陸

アルアインが1人退場する時間帯まで、チャンスの数は相手の方が多かった。それでも効果的に点を取って、勝つのが名古屋だ。

前半は影を潜めたサイドチェンジが、後半の途中から出てきた。

震災の影響もある中、アジア王者から世界王者へという高い志で日本を引っ張ってもらいたい

AFCチャンピオンズリーグ グループリーグ 2011年4月6日 水原三星(韓国) 1-1 鹿島@水原

震災の影響で、鹿島のホームタウンもダメージがある。そうした状況にもかかわらず、いい準備ができ、スキのない戦いぶりを見せた。失点の後にすぐ1点を返したのは大きかった。得点シーンのDF岩政とDF中田の集中力は素晴らしかった。

後半30分あたりまでは水原三星の守備の厳しさがあり、中盤でリズムをとれる時間が少なく、持ち味が出せなかった。良い時はサイドバックが一度、ボランチにボールを預けて、タイミング良く前に出ていく。両サイドが効果的に攻撃に加わると、安定感が出る。小笠原を自由にするためには、もう少し新井場、アレックスがボールを受け、サイドでタメが欲しかった。

本山が入ったあたりからペナルティーエリア前の相手ブロックの間でボールを受けるシーンが増え、全体的にDFラインの背後への崩しが効果的になった。

残りの15分間は相手を上回る運動量。コンディションも良かったし、統一感があって、気持ちが伝わってきた。追いついての引き分けは今後の戦いにつながる。

AFCチャンピオンズリーグ グループリーグ 2011年3月2日 C大阪 2-1 アレマ(インドネシア)@長居

C大阪は昨季からFWアドリアーノ、MF家長、香川ら攻撃的な選手が多く移籍した。その中で新外国人のFWホドリゴ・ピンパォンが2点取ったのは今季に向けて、1つの形が見えたといっていい。2点目のFKはスリッピーなグラウンドの影響で簡単なボールではなかったが、見事なボールタッチでコースを変えた。彼の良さはフットサルで鍛えたゴール前の繊細なボールタッチだ。

だが、ゲーム内容としては格下のアレマに苦戦した。要因はビルドアップの精度と、ピッチを3分割した最前部で3人目の動き、1タッチを使うなど連動性があまりなく、決定機を作り出せなかったことだ。また、攻撃の組み立てがMFマルチネス頼みというところが少し気になる。彼を生かす組み立てができれば、攻撃にさらに厚みが出る。

それらがかみ合えば、乾、ピンパォンを生かした意外性のある創造的なフィニッシュの形が見える。それこそがC大阪のスタイルではないか。

AFCチャンピオンズリーグ グループリーグ 2011年3月1日 G大阪5-1メルボルン(オーストラリア)@万博

G大阪はシーズン前にMF明神の手術、MF橋本の負傷などで大事なポジションを欠いた。アジア杯に出場した日本代表MF遠藤の合流も遅れた。中心になる選手が欠けていたにもかかわらず、うまく仕上げてきたのはさすがだ。

これまでのG大阪はパスをつないで崩すスタイルだったが、今季はそれに加え、サイドのドリブルでの崩しと、2トップだけでフィニッシュに持っていく強さがある。カウンターの怖さもあり、攻撃のバリエーションがふくらんだといえるだろう。

あとは、引かれて守備の強い相手と戦った時に、FWアドリアーノ、イ・グノの2トップにボールがきっちり収まるかどうか。そこが収まれば、今年のG大阪の破壊力は間違いなく脅威だ。