コーチング

トレーニングの中で技術を教えるだけが指導者の仕事ではありません。

「あいつは理解力がない」という言葉は、裏を返せば”指導力がない”証拠でもあります。
それぞれの選手に精神状態や能力に差があり、全員に同じように指導しても間違いなく成長に差が出てきます。一方的に理論や方法を説明するような指導では、 一時的に良くなったりすることもあるだろうが、選手の身についていかないし、難しい大きなゲームでその力が発揮できるか疑問です。

コーチは、良い説明ができるだけでなく、説得し、選手自身が考えて主体的に動きだすようなプレーヤーを育てることが大事であると考えます。選手が納得してしまう言葉をたくさん持っていて説得できる「コーチング」ができる指導者は一流であると思います。

説明から説得へ…。
そして選手が実際に良くなって初めて良い仕事をしたといえるでしょう。
「コーチング」のレベルアップをはかり、世界に挑戦できるような選手がたくさん育つ様、期待します。

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