2001年 世界への挑戦を振り返って

2000年アジアカップ レバノン大会では、6試合で21得点という圧倒的な攻撃力で勝利をものにし、チャンピオンシップを獲得。そして今年最初のゲーム、3月のフランス サンドラでの0-5という大敗。様々な条件の差こそあれ、アジアの戦い方では、世界のトップチームとは戦えないという教訓を得て、守備の再構築の必要性、アウェイでの 厳しさ、個々のプレーにおける世界との距離など、多くのことを学んだ価値のある一戦となりました。

その後のスペイン戦、コンフェデレーションズカップでの準決勝、7月のキリンカップ(パラグアイ、ユーゴスラビア)、8月のオーストラリアとの AFC/OCF、チャレンジカップ優勝、10月のヨーロッパ遠征でのセネガル、ナイジェリア戦、そして11月のイタリア戦と充実した一年の成果と経験を来 年に活かしていきたいと思います。

私自身、2000年から2001年にかけて世界チャンピオンのフランス代表と3回、スペイン、イタリア、ブラジルなどトップレベルの国々との戦いの中で感 じた質の高い経験が大きな財産になりました。このような世界レベルへの挑戦を常に続ける事が日本サッカーの成長には必要不可欠です。日本サッカーの歴史に おいて、世界のトップ10に入るチームとこれだけの試合をこなした事はないと思います。本当に幸せな時代がきたものです。

今年一年応援ありがとうございました。
皆様もよいお年をお迎えください。

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